Archive for the ‘dev’ Category

    はてなブックマーク - Fusic Internal Drink Upで中途採用について語りました
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    小山です。

    少し遅くなりましたが、2月7日に「Fusicの中途採用についてみんなで考えてみよう」というお題目で、社内で呑みながら話しましたので、共有したいと思います。

    Fusic Internal Drink Upとは?

    「呑みながら社内メンバーで社内について話そうぜ」という言葉をアルファベットを使って格好良くしただけです。

    別の言い方で言うと「お題を決めて社内で呑む」です。

    今回が初めての開催で、いろいろ課題もありましたが、概ね良かったと思います。

    まずはピザとビールで乾杯

    今回参加してくれたのは社長を含めた7人でした。ちなみに参加は任意です。

    「社長がいたら言いたいことが言えないのではないか?」という考え方もあるかもしれませんが、Fusicの場合はあまり当てはまりません。むしろ参加してもらうことで「今までの方法」についても話してもらえると思えたので非常に助かりました(社長も任意参加です)(一方で社長に限らず「声が大きい人が多い」というのは課題でもあります)。

    自分の「まずは気楽に呑んで話してもらいたい」という考えから、普通の居酒屋のように小さくテーブルを囲んで座ってもらいました。そして、そのテーブルを埋めるように模造紙を敷き、その上にピザと飲み物を置きました。

    そしてそれぞれにビールとペンを渡して、まずは乾杯から。

    ピザとビールの割合のベストプラクティス

    ピザとビールの割合を決めるのには beer-party.candycane.jp/ を利用しました。このシステムには、先人による素晴らしい経験則からくる計算式が組み込まれているので、そのまま信用しました。

    (Twitter上ではお騒がせしました)

    呑みながら書くルール

    今回は「中途採用について」いくつか聞きたいことリストを作成し、
    それを参加者に渡して

    • 話題は中途採用に絞る
    • しゃべりながらその内容をテーブルの模造紙にペンで書く

    というルールだけ伝えて、後は主催者の自分もそのまま参加してしゃべりました。
    ルールはこれだけです。

    結局19時から初めて22時くらいまでしゃべっていたのではないでしょうか?
    話題が真面目だと熱くなりがちですね。

    Fusicの中途採用の流れ

    Fusicの中途採用の方法は、まずは転職サイトやエージェントを介して募集するところまでは普通だと思います。

    ただ、「まず面談するのが社長」というルールがあります。
    (なんとなく「一般的な採用の流れ」とは違う気がしているのですが、なにせ自分が「Fusic新卒採用」なのでよくわかっていません。)

    そのあと「社員(主に技術者)による面談」が「複数人続けて」あります。

    面談をする社員は、別に「マネージャ」とか「この人」とか決まっているわけではありません。「最初に面談した」社長が特性を見て決めているイメージです(ときどき自分たちに「誰が面談したほうがいいだろう」と聞くこともあります)。

    具体的に挙げると「インフラに強そうな人なら @debility」とかでしょうか?(あくまで例です)
    今までのバックボーンやこれから担って欲しいと思っている領域から決まることもあります。

    全ての面談終了後、面談をした人全員で話をして、判断をしていきます。

    面談を複数人する理由

    10分程度(話が盛り上がれば30分以上)の面談を、連続して受ける側にとってはとても大変です。

    ただ、Fusicでは「一緒に働きたいかどうか」ということは「お互いにとって」とても重要なので、社員にも多く会ってもらっています。

    社長がいつも言うのは「面談中は自分たちも見られているのだから」ということです。Fusicの社員は「嘘偽りで着飾る」ことは性格的にできませんが、できるかぎり良いところを(もしかしたら悪いところも)精一杯伝えようとはしていると思います。

    また「技術的視点」でも「その人の良い部分を見逃さないように」複数人がいいと思っています。Fusicには全てに長けているスーパープログラマはいないですから。

    中途採用について語ってみた・質問してみた

    今回はじめて「中途採用について」みんなで話をしましたが、いろいろな側面から知ることができました。

    聞かないとわからない中途採用の実状

    例えば、以下のようなことは特に全員で共有する機会はなかったかと思います。

    • 1人採用するのにだいたいどれくらいの費用がかかるのか
    • 今までどのような募集方法をとったのか
    • 今までの応募数
    • 今までの面談数

    知ることで中途採用について少し具体的にイメージすることができました(会社がどれくらい本気なのかなど)。

    当然回答者は社長です。こういう時に社長が参加していると気軽です。

    でも、基本的に「聞かれれば答えられる」ことだったんですね。(Fusic社員は中途採用に限らずいろいろ聞いてみましょう。)

    Drink Up中の主な論点

    drink

    Drink Up中の主な論点を少しだけ箇条書きで共有します。

    • Fusicは圧倒的に知名度が足りない。直近でできるものでどうにか施策を実施する必要がある
      • 技術Blogのテコ入れ?
      • 社内チャットチャンネルの速報性をBlogに書いてもいいのでは(セキュリティ情報など)
      • もっと気軽に
      • 会社が目立つべき?個人が目立つべき?両方?現実的なのは?
    • 社長面談の前に技術者面談を入れて「社長ではわからない良い技術者」を見つけるべきでは?(社長、技術的に信じられてない。。。)
    • Fusicホームーページに中途採用専用ページがなく本気度が伝わらない
    • 福岡においては、GitHub採用やQiita採用は果たして有効なのかわからない(Fusicには◯次面接というものがないので面接スキップというわけにはいかない)
    • 面談をした社員と話して入社を決意した人がいる

    その他ここでは書けないことや、奇抜すぎるアイデアなど、いろいろ出ました。

    みんな、いろいろ考えています。

    開催してみた感想

    自分一人ではとても考えつかないポイントやアイデアを得ることができました。中途採用難しいです。
    また、開催してみたいと思います(まずはもっと動かないと。。)
    参加者にとっても「未来に一緒に働く仲間について」考えるいい機会だったと思います。

    Fusicではエンジニアを募集しています。
    また、「こうだったら入社したくなるのに」というご意見、アイデアも募集しています。

    どうぞ!よろしくお願いいたします!

      はてなブックマーク - エンジニアがエンジニア採用担当になってみる
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      小山( @k1LoW )です。

      本日は自分がエンジニア採用担当になったお話をしたいと思います。

      Fusicは本当にエンジニアを採用したい

      さて、弊社Fusicもありがたいことに、慢性的にエンジニアが不足しており、
      エンジニアを採用したい」と常々考えています。

      特に昨年後半から体制を大きく変えている段階で、今年から大きく前進したいと思っています。

      そのためには、今の仲間同士のレベルアップも必要ですが、さらに一緒に働ける心強い仲間を増やすことも必要だと考えています。

      Fusicは本当に「エンジニアを採用したい」と思っています。

      どういうエンジニア採用の方法がいいのか?

      とはいえ、今までの「普通の」エンジニア採用だと、なんとなく受け身な気がしています。

      一方ですごいスタープログラマが在籍しているわけでもないので、ブラックホール的にエンジニア採用が成功するわけでもありません。

      エンジニア採用にはエンジニアが関わった方がいいらしい

      最近、Gihyo.jpで、連載していた「なぜ,エンジニアの採用は難しいのか?」が最終回を迎えましたね。
      自分はエンジニアですが、「エンジニアの採用って難しいよなあ」と、とても興味深く読ませてもらっていました。

      連載の中で、「エンジニアをエンジニア採用に積極的に関わらせるべき」という話がありましたが、「現場感が重要」なんだと感じました。

      たしかにFusicのエンジニア面接では、多くのエンジニアが面談に関わります(どういうものかはいつか書いてみたいと思います)。

      ということで、Fusicではエンジニアがエンジニア採用担当になってみました

      私はエンジニアです。お客様とのやり取りもしますが、エンジニアです。

      GitHubのContributionsを見てもらえばわかるかと思いますが、ちゃんと活動しています。

      で僭越ながら、エンジニアとしてエンジニア採用担当になりました。

      多分多くのエンジニア中心の会社でもやっていることかもしれませんが、Fusicとしては初めてのことじゃないかと思います。

      だけど「どういうエンジニア採用の方法がいいのか?」はわかっていない

      「困った時は聞けばいい」と思っているので、来週2月7日に社内のみんなを集めていろいろ聞こうと思っています。

      Fusicにも中途採用の人も新卒の人もいるので、「どうしてFusicを選ぼうと思ったのか」ということなどを聞いてみたりして、良いアイデアを思いつくきっかけにしようと思います。

      ちなみに、自分はFusic最初の新卒です。

      エンジニアブログですが、エンジニア採用についても書いていこうと思います。

      「どういうエンジニア採用の方法がいいのか?」もですが、「どうやったらFusicに興味を持ってもらえるのか?」「どうやったらFusicのエジンバラ像を知ってもらえるのか?」なども大事だと思っています。

      多分その答えはエンジニア自身(社内外問わず)が知っていると思うので、エンジニアが見ているこの技術ブログに間借りして書いていこうと思います。

      Fusicのエンジニア採用について、面白アイデアや、「Fusicのここが知りたい」といった質問まで、いろいろな声をもらいたいと思っています( @k1LoWoyama@fusic.co.jp など、お気軽に!)。

      隔週でFusic勉強会も開催しているので、その時につかまえてもらっても構いません。

      「こんなエンジニア採用担当がいてもいいじゃないか」と、信じつつがんばっていきたいと思います。

      また進展があったら書きます。

      あ、技術についても書きます。

      おまけ追記

      社内エンジニアに、「エンジニアエンジニア言いすぎ、エジンバラが混じっていてもわからない」と言われたので、混ぜてみました。エジンバラをエンジニアに置換して読んでいただければと思います。

        はてなブックマーク - PackerでVagrantで使うVirtualBox用のboxを生成する
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        小山です。

        久しぶりにEmacsの設定を見直そうとしたら、自分のあまりのelisp脳の衰退に驚愕しました。

        さて、明日の1月30日はFusic 勉強会 #6が開催されます。

        Fusic勉強会 #6

        自分は「実践Vagrantを利用したサーバ移行 (VagrantのMultiVM設定からさくらVPSの複数台構成まで)」というタイトルで発表をします。

        内容としては

        いままで複数台構成の専用サーバで数年運用していたシステムを、複数台構成のさくらVPSに移行するプロジェクトが発生。移行前にまずはVagrantのMulti-Machine機能を使ってローカル上で複数台環境を構築、サーバの設定を全てAnsibleに移行し、ローカルでテスト。最終的にそのAnsible設定を『そのまま』実行して複数台構成のさくらVPSへの移行を実現。

        という内容なのですが、実は上の話の前に「PackerでVagrant用boxを作る」という作業がありました。

        明日の勉強会ではその話は飛ばしますので、ここで紹介したいと思います。

        なお、今回の内容はまさに「OSXでpackerでCentOS6.4のVirtualBox VMを作成する」を参考に作業したものですので、是非こちらもご覧ください。

        Packerとは何?

        VMWareやVirtualBoxを開発で利用するようになってから結構立つかと思いますが、最近はVagrantとかPackerとかDockerとかいろいろ便利と言われるツールがでてきて、混乱しますね(自分はしました)。

        で、今回利用するPackerとは何で、どこが便利なのか、良く分からない人もいるかと思います。

        Packerの正確な説明は、皆さんがググった結果や他のサイトにお任せしますが、「個人的で局所的」なPackerの利便性の説明をしてみます。

        VirtualBoxを便利に使うためのVagrantを便利に使うためのPacker

        既に「VirtualBox」と絞ってしまっていますが、「個人的で局所的」なのでご勘弁を。

        VirtualBoxなどの仮想環境を使ったことがある人は多いと思いますが、そのVMの生成のためには「(isoなどを利用した)OSのインストール」が必要で、毎回毎回「インストール時間分」時間がかかっていました。

        それをVirtualBoxの「仮想イメージのインポート/エクスポート機能」をつかって、時間の短縮した人もいるかと思いますが、その部分を担っているのがVagrantです。

        Vagrantは「box」という仮想イメージを管理し、必要に応じてその仮想イメージからVMを簡単にVirtualBoxに生成できるわけです。
        (さらにVMwareでも!的な話は省略します)

        じゃあ、その「box」はどこからもってくるの?となるわけですが、まず2つが考えられます。

        • ネット上に公開されているboxを利用
        • VirtualBox内で動いているVMから生成

        「ネットで公開されているboxは何がインストールされているかわからないからちょっと。。。」という人は必然的に「VirtualBox内で動いているVMから生成」となるわけですが、じゃあ、その「VirtualBox内で動いているVM」はどうやって作るの?また自分でisoから作るの?面倒!となるわけです。

        (Vが頭文字の単語が頻出して、だんだん禅問答みたいになってきましたが、もう少しだけがんばってください)

        その最後の面倒な部分を担うのがPackerです(と、思っています)。

        Packerは、例えば「VirtualBoxのVMをisoから作成し、そこからVagrant用boxを作る」という部分を、「JSONで記述された設定ファイル(といくつかのスクリプト)」を用意するだけで自動化してくれるのです。

        個人的なPackerのポイントは「JSONで記述された設定ファイル(といくつかのスクリプト)」という部分です。

        JSONやスクリプトはバイナリと違い、自分で読めるので、「ネットで公開されているもの」を使いやすいのです。

        ChefのコミュニティCookbookのように夢が広がりますね(Ansible使いですが)。

        Packerでboxを作ってみる

        VirtualBoxは既にインストールしてある前提です。Packerのインストールは「INSTALL PACKER」を参考にしてください。

        今回はCentOS6.5のVirtualBox用boxを作ります。Packerはv0.5.1を前提にしています。

        Packer用JSONファイルを探す

        自分でpacker.jsonを記述するのは面倒なので、インターネット上から設定を探します。
        github.com/hnakamur/my-packer-template-files がとても素晴らしいので、こちらを使います。

        $ git clone github.com/hnakamur/my-packer-template-files

        設定の中身を確認する

        $ cd my-packer-template-files/centos6.5

        centos6.5/template.json を確認するとprovisionersでいくつかスクリプトを実行しているようなので、それぞれのスクリプトで何が実行されているか確認します。

        例えばcentos6.5/scripts/vagrant.sh のスクリプトはVagrantで使う前提の設定をしてくれているなど、いろいろな設定が実行されています。感謝しかありません。

        Packerを実行する

        $ packer build -only=virtualbox-iso template.json

        はい。終わりです。packer_virtualbox-iso_virtualbox.boxというboxが生成されているので、こちらのVagrantのboxとして追加するだけです。

        $ vagrant box add centos6.5 packer_virtualbox-iso_virtualbox.box

        最後に

        ここまで見ていただいた方はおわかりかと思いますが、
        Qiitaの参考URLも、使ったPacker用JSONもHiroaki Nakamuraさんが公開されているものです。
        素晴らしい情報を提供していただいたNakamuraさんにこの場を借りて御礼を言いたいと思います。
        どうもありがとうございます!

        というわけで、続きはFusic勉強会 #6で!