{ 2010.10.14 }

USBメモリでブートして、CentOS5.5をネットワークインストール

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    連発してどうもスミマセン、山本です。

    先日、CentOS5.5をネットワークインストールする際につまづいたので、その際のメモと注意を書かせてもらいます。

    CentOSをインストールするにあたっては、まずはブートしなければいけません。
    その方法としては、
    ・CDからブート
    ・USBメモリブート
    ・ネットワークブート(PXEBoot)

    敷居の高さは、上から順に高くなるかと思います。
    CDからブートは、単にブート用のisoイメージを取得し、CDに焼き、ブート時に選択するだけで簡単ですが、
    USBメモリからブートも、ネットワークからのブートも、ちょっとした設定がいるのでやや面倒です。
    しかし、USBメモリからブートに関しては、楽にできるツールもあるためやや敷居が下がる感じです。
    今回はUSBメモリからブートをすることにします。
    (どうせなら、全てネットワークにすればいいのでは?というツッコミはなしで。。。
    USBメモリならではの問題がありますので)

    USBメモリをブート用のデバイスにするためには、まずはネットワークインストール用のisoイメージを取得します。
    CentOS5.5の64bitであれば、
    CentOS-5.5-x86_64-netinstall.iso
    という名前で配布されてます。

    このisoイメージを基に、USBメモリからブートできるようにするには色々と設定が必要ですが、
    UNetbootinというソフトを使えば、簡単に作成できます。
    UNetbootin – Homepage and Downloads
    ソフトを起動し、USBメモリを挿し、isoイメージを選択してOKを押すだけで必要なファイルが作成されます。

    そして、このUSBメモリをサーバーに挿し、ブートを行ないます。
    ネットワークインストールを行うためには、”Installation Method”という画面で、”FTP” (もしくは”HTTP”)を選択します。
    そして、FTPのサイトの設定です。

    FTP site name : “任意のFTPサイト”
    CentOS directory : xxxxx/linux/centos/5.5/os/x86_64
    ※Directoryはサーバーによって異なりますが、バージョンの次のディレクトリは isos ではなくて、 os であることに注意

    後は、通常のインストールと同様に進めます。
    しかし、無事インストールも終わって、いざ起動と思ったらGRUBが見つからないとのことで起動しませんでした。
    なぜだろうと思い、試しにUSBメモリをもう一回挿して、そこから起動させると無事、ログイン画面が表示されました。
    どうやら、GRUBがUSBメモリへ書き込まれたようです。

    これを回避するためには、GRUBに関するファイルを本体へコピーすればいいでしょうが、インストール時において設定を変えることで回避できます。
    インストール時に「高度なブートローダーオプションの設定」にチェックを入れて設定をすればいいのですが、
    CentOS5.5からでしょうか、その項目が見当たりませんでした。
    試行錯誤の末、以下の順序でその項目に辿りつきました。


    まず、パーティションの設定画面で、「パーティションレイアウトの再確認と変更」にチェックを入れて次に行きます。


    次に表れる画面では、そのまま次に行きます。


    次の画面でようやく、「高度なブートローダーオプションの設定」が表れました。
    これにチェックを入れて次に行きます。


    ここで、ドライブの順序を編集します。
    初期ではUSBメモリが上にきているので、本体のディスクを最上部へ移動させます。

    これで、無事に本体から起動することができるようになります。

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