{ 2010.12.19 }

Ustream Data APIの使い方

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    ダーツの、Dartsliveのレーティングは9、PHOENIXのレーティングは12、の山本です。
    親にはゴルフをしろと言われてますが、休日は打ちっぱなしより投げっぱなしです。
    お父さん、すんません。

    さて、タイトルが、前の杉本によるエントリーと似ていてすみません。
    が、似て非なるもののご紹介です。

    Ustream Data APIは、Flash Client APIとは異なり、動画に関する情報やユーザーに関する情報がXML形式やJSONなど、計4種類の形式で受け取れますので、どんな言語にも組み込むことができます。PHP形式もありますので、PHPで組み込む場合はすごく親和性が高いのではないのでしょうか。

    API key の発行

    developer.ustream.tvから、開発者用のアカウントを作成する必要があります。
    登録するとAPI Keyが発行されます。

    ユーザー情報を取ってみる

    基本中の基本といえば、ユーザーの情報を取ってくることでしょうか。
    そのアドレスは以下のようになります。

    http://api.ustream.tv/xml/user/ya_ma23/getInfo?key=APIKEY

    ROOTのURL直下にある「xml」は、xml形式で返して表示することを示します。ここを、「json」「php」「html」のいずれかに変えることができます。

    「ya_ma23」に当たるところがユーザー名を指定します。
    そして、APIKEYの部分に、取得したAPIキーを入力します。

    これは私個人の情報になりますが、XML形式だとこんなふうに返ります。

    <xml>
      <results>
      <id>1134298</id>
      <userName>ya_ma23</userName>
      <registeredAt>2009-04-07</registeredAt>
      <url>http://www.ustream.tv/user/ya_ma23</url>
      <gender>male</gender>
      <website></website>
      <about></about>
      <imageUrl></imageUrl>
      <rating>0.000</rating>
      <numberOf>
        <comments>0</comments>
        <friends>1</friends>
      </numberOf>
      </results>
      <msg></msg>
      <error></error>
      <processTime>TRUE</processTime>
      <version>mashery-r10</version>
    </xml>

    テスト用アカウントのため、何とも寂しい情報しかありませんが、プロフィール情報等が取得できます。

    番組に関する情報を取得する

    番組に関する情報も取得できます。チャンネル自体の情報や、そのチャンネルの埋め込みタグや、投稿されたコメントなどを取得できます。
    ごく基本的な情報の取得のために「getInfo」メソッドがあります。

    http://api.ustream.tv/xml/channel/ya_ma/getInfo?key=APIKEY

    「ya_ma」の部分にチャンネル名を指定します。
    これで取得できる情報をここに書くとすんごく長くなってしまうので割愛しますが、
    このチャンネルを作ったユーザーや、ブラウザで見るためのURL、いつ作られたか、いつ配信されたか、視聴者数、埋め込みタグ、といった様々な情報が得られます。

    録画された全てのチャンネルを取得する

    Ustreamはライブ配信した映像を録画することができます。
    で、その録画したチャンネルのリストというものも、APIで取得できます。
    そのメソッドが「listAllVideos」です。

    http://api.ustream.tv/xml/channel/ya_ma/listAllVideos?key=APIKEY

    ZENPREでは、一度配信したプレゼンをあとでいつでも見れるようにする、同期録画機能を備えてますが、
    その設定画面にて、このAPIを使用しています。
    録画番組の一覧をAPIから取得し、ユーザーはただ選択するだけで済むように負担を軽減しています。

    おわり

    Ustreamは、Flash Client APIと合わせても、結構豊富にAPIを提供しています。
    ただ、そこまで普及していないのかな、という印象です。
    OAuthに対応して、Ustreamサイト以外からでも気軽に視聴や配信ができればなと思います。

    イベント、勉強会、セミナー、討論会、個人的に行なっている活動、など、多くの人に見てもらいたい活動を行うときに、
    テレビやラジオ、新聞等で宣伝するだけでなく、こういったネットでの配信も活用してほしいなあと、いち技術者は思う次第です。

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