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    はてなブックマーク - プレゼンテーション配信ツール「ZENPRE」のご紹介
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    こんにちは。
    最近、これから紹介するサービスの対応に追われ続けている山本です。

    8/3(火)に、Fusicの新サービス「ZENPRE」をOPENしました。
    今回は、そのZENPREのご紹介や特徴について書かせていただきます。

    ZENPREは、スライド資料と動画が同時に配信できるプレゼンテーションツールです。
    Ustreamが身近に使われるようになった昨今、全国で行われるイベントの模様がお気軽に配信・閲覧できるようになりました。
    勉強会やセミナーの様子も配信される機会も増え、主に都心部でしか行われない貴重な勉強会でも遠方にいながらにして擬似的に参加できるようになりました。
    しかし、専用のカメラ機材を使って中継される稀なケースを除き、配信される映像の解像度は低く、スクリーンに映し出された資料の解読が困難なことがなかったでしょうか。

    当サービス「ZENPRE」では、資料と動画を別画面に分けて表示します。そのため資料部分の可読性は一気に向上します。
    また、配信する方のページ操作がそのまま受信する方のページに反映されるため、リアルタイム性が保持されます。
    さらにチャット機能も搭載しておりますので、発表の際の気になった発言もすぐ質問ができ発表者や自分以外の参加者とのコニュニケーションが可能です。

    発表の際に、受信する方が見る画面サンプルを掲載いたします。

    画面は3つの領域に分かれます。
    左側が資料を表示する領域です。この部分が、発表者のページ操作に同期し自動でページが切り替わります。自分で操作することはできません。
    右側上部が動画再生領域です。Ustreamを通した現地の様子が閲覧できます。
    右側下部がチャット領域です。

    これらサービスの利用には、発表者に資料の登録をしてもらう必要があります。
    セミナー等で発表することが決まり、資料の作成も完了したらZENPREに資料を登録してください。
    また、動画を配信するために、UstreamのチャンネルIDも同時に登録しておきます。

    実際に発表の日時になり、自分の番になったらZENPREの配信用画面を会場のスクリーンに映し出します。
    配信用の画面サンプルは以下になります。

    ほぼ受信用の画面と同じですね。
    唯一違うのは、赤色で強調した部分のページ送りボタンが付いていることです。
    「次ページ」ボタンを押すことで、自身の画面のスライドが次ページへ移動するとともに、受信者の画面にも伝わり、次ページが表示されます。
    もちろん「前ページ」ボタンで前ページへ移動し、ページ数の指定もすることができます。
    また、配信用画面には動画は不要というケースもあるため、資料部分のみフルスクリーンで表示することも可能です。

    公開が終了した後は、受信者画面でもページの操作ができるようになり、後々の資料として活用することもできます。

    ページ操作に関しては、この配信用画面から操作する以外にもスマートフォンアプリを利用して行うことができます。
    OPENに合わせて、iPhone用アプリとAndroid用アプリを用意しました。
    どちらのアプリも全く同じ機能を持っているのですが、iPhoneアプリの画面を以下に掲載いたします。

    ページの操作はフリック(画面を指でスライドさせる動作)で行います。
    直感的に、かつ、リモコン感覚でページの操作が可能になります。

    他にも、
    ・新着ニュースの閲覧
    ・過去に配信した資料の閲覧
    がアプリで可能です。

    AppStore、もしくは、AndroidMarketで「ZENPRE」と検索してください。
    無料でダウンロード可能です。

    以上の機能が、すべて無料で利用できます。
    今後、より多くの人に参加してほしい勉強会やセミナーがございましたら、ぜひともZENPREをご活用ください。

    次回は、ZENPREを支えている技術についてご紹介したいと思います。

    ZENPRE
    zenpre.net

    Fusic によるZENPRE紹介
    fusic.co.jp/product/zenpre.html

    ZENPRE on twitter
    twitter.com/ZENPRE

      はてなブックマーク - プロセス監視ツール「God」
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      はじめまして。
      Fusicエンジニアの山本と申します。

      昨年、大阪のシステム会社より転職して参りまして、
      入社してからは主にruby(on Rails)を使っての開発に携わっています。

      初めての投稿の今回は、プロセス監視ツール「God」について取り上げたいと思います。

      みなさんはプロセス監視ツールは何をお使いでしょうか。
      代表格には、Daemontoolsやmonitがあるかと思います。

      近日公開する弊社のウェブサービスに監視ツールを導入するにあたって、そのサービスが他にない試みであるということもあり、今まで使ったことのない監視ツールを導入したいなと考えておりました。

      そんな中、名前がすごく特徴的で、rubyで動くという「God」に注目しました。

      God – A Process Monitoring Framework in Ruby
      god.rubyforge.org/

      トップのシルエットが印象的ですね。

      Daemontoolsやmonitと比べて優れている点、劣っている点はそれぞれあるようですが、
      ・監視の間隔の時間指定ができる
      ・障害時にメール送信できる
      ・一定のメモリ使用以上でリスタートできる
      という、必要最低限の機能は備えているようですし、すでにrubyを導入しているサーバーであったため、こちらを選択することにしました。

      あとで調べて分かったんですが、有名なレシピコミュニティーサイトのクックパッドさんでも導入されているんですね。
      動作サンプルはサイト上に掲載されていますが、以下の作業だけで導入することができます。
      gemの動作が必須となります。

      ・gemによるインストール
      # sudo gem install god

      ・設定ファイルの作成
      拡張子godのファイルを作成します。
      記述例は以下のとおり。

      # vim sample_ready.god

      God.watch do |w|
        w.name            = "sample_ready"  #この設定の名称
        w.interval        = 60.second  #監視時間間隔
        w.start           = "ruby #{File.dirname( __FILE__ ) + '/sample.rb'}"  #実際に動かすプログラム
        w.log             = "#{File.dirname( __FILE__ ) + '/sample.log'}"  #ログを残す場合の書き込み場所
       
        # プロセスが落ちいていた場合は起動
        w.start_if do |start|
          start.condition(:process_running) do |c|
            c.running = false
          end
        end
       
        # メモリが一定上超えたら再起動
        w.restart_if do |restart|
          restart.condition(:memory_usage) do |c|
            c.above = 10.megabytes
          end
        end
      end

      ・godの起動
      # god -c sample_ready.god

      これだけで監視の開始です。

      試しに、rubyで動かしているプロセスをkillして、60秒後に再度確認してみると起動しているのが確認できます。

      このGODの監視を止めるコマンドは

      # god stop sample_ready

      です。stopのあとに続く文字列は、ファイル名ではなく、w.nameで設定した名称でなければいけません。

      Deamontoolやmonitとの比較についても検証してみたいところですが、
      今回はここまでとさせていただきます。