Archive for the ‘ソフトウェアテスト’ Category

    はてなブックマーク - ソフトウェアテストのワークショップ【WACATE】で賞をいただきました!2
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    Merry Christmas♡フクダリナです。

    前回のブログが半年前の「ソフトウェアテストのワークショップ【WACATE】で賞をいただきました!」だったのですが、

    今回も同じタイトルで記事が書くことができます!

    12月14日~15日にWACATE(Workshop for Accelerating CApable Testing Engineers)という若手エンジニア向けワークショップに行ってまいりました。

    (前回フォローしていませんが、ワカテと読みますが年齢制限はないのです!)

     

    参加したワケ

    前回から半年後の今回参加したわけは、以下になります

    • WACATE参戦後、急加速することになった自分自身の成長の成果を確かめるため
    • この半年でさらに関係が濃くなった仲間たちとワークショップを通じてあらためてモチベーションを高めるため
    • 夏とは違うセッションを楽しむため

     

    ワークショップについて

    詳しくは後述しますが、別のサイトで詳しく書くことになりそうです。(プログラムはWACATEサイトを見てみてください。)
    ですので、全体的な感想を。。

    夏のセッションは絞られたセッションを深くチームで考察し、発表まで行う形式。冬は多くのセッションを広く受ける形式となっており、本当に色々なセッションを受けました。

    とくに「テスト」の枠に縛られず、品質の話であったり、論文寄稿の勧め、相手に勧める戦術など、テストエンジニア以外の方が聞いても役に立ちそうな話題があふれていました。
    また、セッション担当を実行委員がするのですが、どなたのプレゼンも本当に素晴らしく、価値があるワークショップだと思います。
    参加者たちもテスト界隈で有名な方々が全国から来ていて、各テーブルでの話も貴重でした(私のグループも初めてお会いする有名人がいて、色々お話聞けて面白かったです)

     

    BPP賞とは

    ※前回の記事より

    WACATEでは、参加登録の際に参加表明として「ポジションペーパー」というものを提出するのですが、最終的に3つの賞を決めます。
    3つの賞が一貫して「今後期待できそう、勢いを感じる」というテーマで決定します。

    • 実行委員が決めるMost Accelerationg Paper賞
    • 招待講演者が決めるBiased Favorite Paper賞
    • 参加者の投票で決めるBest Position Paper賞

    そして、僭越ながら 私が

    Best Position Paper賞
    をいただきました!!
    BPP賞

    受賞の理由は、ポジペのデザインや作成時間の功労を評してくれた方や

    ポジペの内容が「加速している」と感じてくれた方に評価していただいたようです。

    選んでくださったみなさま、ありがとうございます。

    今回のBPP賞の副賞として、

    • 夏に私が運営しているグループも寄稿した同人誌「Software Testing “ManiaX”-vol.8-」
    • 同人誌「メトリクス公団」
    • gihyo.jpへの寄稿
    • 次回WACATE無料ご招待(ただし、BPPセッションの登壇)

    をいただきました!

    詳しいWACATEの内容は来年寄稿すると思いますので、お楽しみに♪

    前回のブログの最後に「BPP賞が欲しい!」という願望を書いていたことをすっかり忘れていたのですが(ビッグマウスだった・・・)、それでも無事願望が達成できてよかったです。

    次の半年は寄稿や、セッションのためのプレゼン準備にもがんばりたいと思います。

    { 2013.12.6 }

    すごいHなテスト

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      福岡事務所に電話をしたら、「どなたですか?」と聞かれた中野@東京事務所です。

      テストコードを書くのが苦手です。ついつい、手抜きを考えてしまいます。
      何が面倒かというと、やはり、テスト用のデータを作成することがめんどいです。

      ということで、そんなあなたにお勧めのHaskellです。

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      {-# LANGUAGE GeneralizedNewtypeDeriving #-}
      -- hoge.hs
       
      import Test.QuickCheck
      import Test.QuickCheck.Monadic
       
      import Control.Applicative
      import Control.Monad.State
      import Control.Monad.Writer
       
      data Q = Q Int deriving Show
      data S = S { fstS :: String, sndS :: String } deriving Show
      data W = W { getQ :: Q,  getS :: S } deriving Show
       
      instance Arbitrary S where
        arbitrary = S <$> elements ["Mr.", "Ms.", "Mrs."] <*> elements ["Hoge", "Foo", "Bar", "Hage"]
       
      newtype AppT w m a = AppT { runQ :: StateT W (WriterT w m) a }
          deriving (Monad, MonadIO, MonadState W, MonadWriter w)
       
      exec :: AppT [String] IO Int
      exec = do
        w <- get
        let Q(q) = getQ w
            s = getS w
            name str = fstS str ++ " " ++ sndS str
        tell ["No." ++ show q]
        tell [name s]
        return q
       
      main' :: S -> Int -> IO [String]
      main' s a = main'' (W (Q a) s)
        where
          main'' w = do
            (_, r) <- runWriterT $ runStateT (runQ exec) w
            return r
       
      prop_main' :: S -> Int -> Property
      prop_main' s a = (a < 100 && a > 0) ==> monadicIO $ do
        res <- run $ main' s a
        assert $ res == ["No." ++ show a, fstS s ++ " " ++ sndS s]
       
      main :: IO ()
      main = quickCheck prop_main'
       
      -- $ runghc hoge.hs

      OH, さすがすごいHな言語。自動でテストのデータを作成してくれました。
      (ScalaにもScalaCheckという似たようなやつがあります)

      まとめ

      まあ、ランダムな値なので確実とはいいませんが、簡単にできるので重宝しております。
      弊社ではよくPHPやRubyなどの動的型付言語をやってるみたいですが、型推論がある関数型言語はいろいろと手抜きができて便利です。

      テストを書くのに疲れたから、さぼってたわけではありません。暁ちゃんかわいい。

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        こんばんは。台風も吹き飛ばす晴れ女フクダリナです。

        6月22日~23日にWACATE(Workshop for Accelerating CApable Testing Engineers)という若手エンジニア向けワークショップに行ってまいりました。
        (え?フクダ若手?という突っ込みはいりません。。。)

        参加したワケ


        昨年からソフトウェアテストに関する勉強会やシンポジウムに参加させていただいたのですが、
        その際に知ったワークショップで、全国からソフトウェアテストに関係するエンジニアが集まってワークショップを開くということでとても楽しみにしていました。
        また、平均年齢も近いようなので、より濃い情報交換ができると期待していました。

        30時間のワークショップ


        朝の9時半~翌日の16:30まで、セッションあり、ワークショップあり、座談会、ゲリラセッションありと とても楽しいワークショップでした。

        ワークショップ


         昼間のワークショップでは、各グループに分かれて、与えられたテーマを考えて発表するということをしました。
        主なワークショップは以下の通り

      • 何のためにテストをやるのか、理想のテストとは何か
      • 仕様書からどのようなテストが必要かをディスカッションし、テスト計画を発表する
      • 同地分割・境界値分析について
      • 私たちのチームは、ソフトウェアテストについて深く知見がある@snskと一緒だったので、のびのびとワークすることができたと思います。

        分科会


        夜も通常のワークやセッションはないものの、分科会といって、4つほどのテーマに分かれ、興味のあるテーマについて話合う会がありました。
        私が参加したのは@snskが提唱する”軽量品質”について話し合いました。
        軽量品質については、以前から相談していたこともあり、この1年で形になってきたようです。
        今後注目される品質体系だと思いますので、これからも注目したいと思います。

        分科会終了後も、夜中までテストのことやコミュニティのこと、さまざまな話を多くの人と語らいました。

        クロージングセッション


        最後は招待講演者によるクロージングセッションが90分ありました。
        今回の招待講演者は、JaSST'13 Tokyoの時に何か凄い!と気になっていたIBMの細川氏の欠陥についての話でした。
        「今回は授業形式で行います」という話から始まり、参加者48名全員が欠陥の話に惹きこまれる素晴らしい講演でした。(そのあとのTwitterでの反響もすごいです!)
        「ソフトウェアテストってこんなものなのかな」と朧気に思っていた矢先に、根本からひっくり返すような衝撃がありました。

        BFP賞とは


        WACATEでは、参加登録の際に参加表明として「ポジションペーパー」というものを提出するのですが、最終的に3つの賞を決めます。
        3つの賞が一貫して「今後期待できそう、勢いを感じる」というテーマで決定します。

      • 実行委員が決めるMost Accelerationg Paper賞
      • 招待講演者が決めるBiased Favorite Paper賞
      • 参加者の投票で決めるBest Position Paper賞
      • 最優秀賞のBPP賞になると、次回WACATEに無料ご招待できるとあって、みんな真剣にポジぺ読んでいました。
        (私も早朝の海で読んでいましたw)

        そして、僭越ながら 私が
        Biased Favorite Paper賞
        をいただきました!!

        受賞の理由として、
         ”現状における自分の問題提起ができていたこと、将来の目標があったこと、写真を用いることで自分の趣味、ポジション(母)であることを一目で示していたこと”
        を挙げていただきました。

        招待講演者様の期待に応えるべく、今後も精進していきたいなぁと思います。
        もしまた参加する機会に恵まれた場合は、BPP賞狙っていきたいと思います!